BOT LABO

医療系AIベンチャーのNAM、チャットボット型の電子カルテ「ドクターQ」を1月から提供開始

医療業界におけるチャットボット事情

深層学習AI(人工知能)を利用した医療系製品開発を手掛けているITベンチャー企業の株式会社NAM(ナム)は、2018年1月より医療機関を対象にチャットボット(自動応答プログラム)型電子カルテ「ドクターQ」の提供を開始すると発表しました。

医療業界におけるチャットボット記事が続きますが、今回のチャットボット事例は、今までのチャットボット事例とは少々異なります。
今まで取り上げてきました医療業界のチャットボット事例は、求人ボットであったり、予約受付ボットであったり、医療業界に特化しているものの、その他の業種・業界にも広げることができそうなチャットボットでした。

▼過去の医療業界のチャットボット記事
 >> 医療系求人チャットボット「求人ボット」が登場!求人を探せるLINEチャットボットとは?
 >> AI(人工知能)を活用した医療画像診断支援技術「EIRL(エイル)」とは?
 >> メディカルネット、歯科医院Webサイト向けAI接客チャットボットシステムを1月から提供開始

今回ご紹介するNAM社のチャットボットはより一歩、医療に足を踏み込んだボットになっており、医療現場で従事する医療機関向けのチャットボットというところが珍しいところですね。

今回のチャットボットが担う役割は、医師が患者の治療後の経過状況を把握し、より的確な診察ができることであり、患者側からは、常に自分自身の治療状況を把握することにあります。

皆さんは病院に行くとき、必ずお薬手帳を持参されていますか?

私はついついお薬手帳を忘れてしまいます。いや、そもそもあのお薬手帳の重要性も軽視しているところがあるのが事実です。。。
ただそういった患者は決して少なくないようです。

そういった課題を解決する一助になれればと、NAM社がリリースしたのがチャットボット型電子カルテ「ドクターQ」です。

チャットボット型電子カルテ「ドクターQ」とは

このような医療現場における医師と患者双方の課題を解決するのが、チャットボット型電子カルテ「ドクターQ」です。

まず患者はLINEでこの「ドクターQ」と友達になる必要があります。
友達になれば、LINEをインタフェースにしてチャットボットと自動会話が可能になります。

1.まず対面での診断状況をマイクで録音し、カルテを自動生成します
2.診断後の後日、患者はカルテに応じた内容をチャットボットからの自動問診に答えます
3.医師はその自動問診結果を見て、結果に応じて患者に連絡をします

医療機関は継続受診率を上げ、医師は直接対面せずとも患者の経過観察を行うことができるわけです。
また、患者は「ドクターQ」というLINEチャットボットに「カルテを見せて」や「薬を見せて」と聞くだけでボットが自動応答で回答してくれます。
医療機関が休みの日でも営業時間外でも対応してくれるので便利ですね。

そもそもマイクから会話を拾い、自動でカルテを生成するところからすごい技術ですね。
音声認識や自然言語処理技術が必要になるのではないでしょうか。

チャットボットの利用シーンはどんどん広がりを見せていますが、今回のチャットボット事例は医療業界に特化した特殊な導入事例でした。

ただ、LINEチャットボットなのでスマホを持っていて、LINEを日常的に利用している人に限定はされてしまいます。
若い世代やスマホ利用に抵抗がない世代であれば便利なサービスですね。
ただ、医療機関にお世話になるお年寄りの世代となるとスマホやLINEというところが一つのハードルになりそうな気もします。
そのあたりも今後は解決できるようなチャットボットシステムが登場することを期待しています。

 

参照元:
http://nam-inc.jp/images/nam_doctorq_press.pdf

タグ: , ,

[PR]

  • SMART Message BOT