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文字VS音声?スマートスピーカーとチャットボットを比較

SNS上には多くのチャットボットが普及してきています。WEBサービスでもチャットボットの導入は進んでいて、今後も様々なサービスに用いられることが予想されています。SNSやWEBページなど、「文字」の文化に対して、近年広がりつつある「音声」の文化、スマートスピーカー。文字と音声、チャットボットとスマートスピーカーは今後どのような展開をみせていくのでしょう。

スマートスピーカーの導入が進む理由
2014年にスマートスピーカーが発売されたアメリカでは、成人20%以上にスマートスピーカーが普及しています。成人の5人に1人はスマートスピーカーを使っているという数字です。日本での普及率はまだ8%程度ですが、今後普及率は伸びていくことが予想されます。スマートスピーカーはなぜ、これから普及すると予想されているのでしょうか?

その理由のひとつに、購入したユーザーの使用頻度が挙げられます。使用頻度の調査では、スマートスピーカーを持っている人の40%以上が毎日使っている、30%以上が週に数回使っていると答えており、新しいもの好きで購入した人でも、飽きずに使っているということがうかがえます。

そしてもうひとつ、スマートスピーカーを使っている人は家でのスマートフォンの使用頻度が下がったという調査結果があります。これはつまり、文字を入力するよりも音声で呼びかけた方が簡単なため、今までスマートフォンで検索していたような内容もスマートスピーカーにシフトしていっているということです。ユーザーとの会話のデータや購入履歴も、スマートスピーカーが搭載するAI(人工知能)エンジンが学習しているため、前回と同じものを購入したり、気に入った音楽を選んで流したりといったこともできるということは非常に魅力的です。

こうした調査結果を受けて、スマートスピーカーは今後普及が進むと予想されています。

文字から音声へ進む理由
スマートスピーカーを利用する人のスマートフォン利用頻度が下がったという調査結果は、これから先、文字から音声へのシフトが進むであろう未来を物語っています。一度音声での検索に慣れてしまうと、文字を入力することが面倒に感じるようになります。音声認識の技術が更に進み、言葉の意味をより正確に捉えられるようになれば、その傾向は加速していくことでしょう。

音声で直接やり取りができれば、家庭での利用のみならず、ホテルや銀行、自治体の窓口といった窓口業務での活用も期待できます。文字のイメージが強いチャットボットも、今後音声対話形式が増えていくことを予測し、スマートスピーカーと連携できるサービスも出始めています。
音声処理の技術の更なる向上とともに、音声が主役の時代がやってくるかもしれません。

音声処理の今後
現在販売されているスマートスピーカーは、かなり便利と感じている方もいる反面、音声認識においてもう少し認識できる言葉の語彙を増やしてほしいと思っている人が多いのが現状ではないでしょうか。現段階ではまだまだといえます。しかし今後更に機械の学習が進めば、理解する語彙も増えてストレスを感じなくなっていくことでしょう。同時に何人かが発話しても聞き分けられるようにする技術も進んできています。

文字とは違い、音声は利用者の年齢など、対象になる層も幅広くなります。音声入力であれば、文字がまだ扱えない子供や、端末の操作が困難な人でも音声による機械とのコミュニケーションが可能になります。手軽に、より便利な生活ができるようになるかもしれません。窓口業務やコレクトセンター業務など、様々な業界からも注目を集めている音声処理技術。その今後に期待が高まります。

音声処理技術によって私達の生活はまた新たな変化を遂げる時が来ているのかもしれません。しかし、機械に話しかけることにまだ抵抗を感じる人が多くいるのも事実です。スマートスピーカーなど「音声」ジャンルの動向を注視しながら、「文字」で効果を発揮し始めているチャットボットも、より進化させていく必要がありそうです。

© gustavofrazao / ForYourImages

参考サイト
https://jp.techcrunch.com/2018/03/08/2018-03-07-47-3-million-u-s-adults-have-access-to-a-smart-speaker-report-says/
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1804/03/news122.html
https://www.pc-webzine.com/entry/2018/02/tis.html

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