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ロボットと働く時代 RPAとは

主にブルーカラーの労働力として活躍していたロボットですが、RPAによってホワイトカラーの労働力として様々な企業での導入が進んでいます。また、AI(人工知能)の発達によって、より人間的で複雑な業務もこなすことができるようになりました。では、実際にRPAとはどういったものなのでしょうか。

RPAとは

RPAとは、Robotic Process Automationの略で、これまで人間が手作業で行ってきた仕事をロボットによって自動化する技術のことです。また、RPAツールそのものや、RPAによる自動化サービスの総称としてRPAと呼ぶ場合もあります。

RPAは、その機能によってRPA、EPA、CAという3つのクラスに分類され、それぞれ判断力や自己学習機能などの能力レベルが異なります。クラス2のEPAはEnhanced Process Automation、クラス3のCAはCognitive Automationと言い、AIの要素が強く、自己学習機能を備えている点がクラス1のRPAとの大きな違いです。RPAのクラスによって適している業務も異なるため、仕事の判断レベルなどに応じたものを選択する必要があります。

RPAは、人の仕事を手助けするものというよりは、代行する要素が強い点で従来の自動化ツールや自動化システムなどとは大きく異なっています。人間によるパソコン作業や、別のRPAによる作業とも並行して処理を進めることができ、独立した労働力として成り立っていることからデジタルレイバーとも言われています。

導入が進むホワイトカラーの仕事とは

ホワイトカラーの仕事においてもRPAの普及が進んでいます。それまで人間が行っていた業務は、RPAを導入することによって正確に効率よく行うことができるようになりました。ここでは、実際にどのようにRPAが導入されているのかをご紹介します。

納品データを管理するリポート作成にRPAを導入した結果、データの収集や修正などの作業時間を75%削減することができました。また、人間が3時間かけて行っていた、交通費など経費の確認や照合作業が、RPA導入によって数秒で完了したという例もあります。

定型的な業務が多いことからRPAとの親和性が高く、導入が進んでいるのが金融業界や保険業界です。銀行系では住宅ローンに関する書類の点検業務や、運用商品の口座開設に関する業務にRPAが導入され、業務量の削減が期待されています。保険業界では、保険金の支払いや書類の発行に関する業務での活用がスタートしました。

RPAで出来ること

RPAはRobotic Process Automationという名前から物理的な作業をするロボットを連想しがちですが、実際はシステムやネットワーク上で活動するソフトウェアロボットです。

RPAは、データ入力やデータチェック、およびフィルタリングを得意としており、データ量が多い場合や反復する作業が多い場合などの定型的な業務に適しています。判断基準などを事前に指定しておくことでイレギュラーなデータ処理や、項目に分岐のあるデータ処理も可能です。ミスや見落としがなく、疲れることもないRPAは業務の迅速化と正確さを両立することができます。

また、RPAはノンプログラミングであることが大きな特徴です。一度、作業手順を示して記憶させると、複数のアプリケーションを必要とする業務においても自動的に処理することができます。Excelでの計算からデータの分析や転記、更にはそのデータに基づいた文書作成など実際の作業を現場でプログラム化できるため、時間とコストの削減が可能です。

AIの搭載されたRPAでは、問い合わせに対する自動応答や自動処理も行えるようになりました。多くの問い合わせに対して瞬時に、的確に処理することができ、複数の問い合わせに同時に対応することができるため、時間のロスを減らすことができます。夜間や休日の対応も可能です。また、問い合わせ対応に追われていた人員を別の業務に回すことができ、業務内容の効率化、および高度化が期待できます。

RPAは人間のサポートをするロボットではなく、人間に代わって仕事をしてくれるソフトウェアロボットです。日常の煩雑な単純作業を任せられる、新しいビジネスパートナーとしての期待が高まっています。

■参考サイト
https://bizhint.jp/keyword/108921
https://newswitch.jp/p/11207
https://www.projectdesign.jp/201704/ai-business-model/003526.php
https://it.impressbm.co.jp/articles/-/14784

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